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季節・時期

2026年6月4日

梅雨時期の外壁塗装は本当にダメ?業界の通説と実態を塗装一筋40年の親方が解説

「梅雨の時期に外壁塗装をしようと思ったら、業者から『梅雨を避けたほうがいい』と言われた」「梅雨明けまで待つべきか、それともこの時期に進めるべきか迷っている」── 5〜6月に外壁塗装をご検討中の方から、こうしたご相談を多くいただきます。

結論からお伝えすると、梅雨時期でも外壁塗装は十分可能です。「梅雨は絶対NG」というのは業界で長年言われてきた通説ですが、実態とは異なります。塗料メーカーが定める施工可能条件(気温5度以上・湿度85%以下・雨天時を除く)を満たす日であれば、6月でも7月でも問題なく施工できます。

むしろ、梅雨時期は業者の予約が比較的取りやすく、施工品質に妥協する必要がない適切な時期とも言えます。ただし、天候への柔軟な対応力がある業者を選ぶ必要があるため、業者選定がより重要になります。

東京・神奈川・千葉・埼玉で塗装一筋40年・16,000件超を施工してきた職人直営のワジャサーが、梅雨時期の外壁塗装の実態、業界の通説の正体、メリット・デメリット、業者選びのポイントを、現場経験から正直にお伝えします。

梅雨時期に外壁塗装を考える方が増えている理由

近年、梅雨時期に外壁塗装をご検討される方が増えています。その背景には、3つの理由があります。

理由1:「梅雨はNG」という誤った情報への疑問

インターネットや訪問販売で「梅雨は絶対NG」と言われ続けてきた一方、実際に梅雨時期に施工された方の事例も増えています。「本当にダメなのか」を冷静に調べる方が増えてきました。

理由2:春の予約が取れない

外壁塗装の人気時期である春(3〜5月)は、業者の予約が早期に埋まります。「春に施工したかったが予約が取れなかった」「梅雨でも仕方ないかな」と考える方が増えています。

理由3:訪問販売の手口への警戒

「春のうちに契約しないと夏は施工できません」「梅雨前にやらないと、ひどい雨漏りになります」と季節を理由に契約を急かす業者への警戒感から、本当に必要な時期を冷静に判断したいというニーズが高まっています。

結論:梅雨時期でも塗装は可能

「梅雨は絶対NG」という業界の通説は、実態とは異なります。塗料メーカーの施工可能条件を確認すると、客観的な事実が見えてきます。

塗料メーカーが定める施工可能条件

塗料メーカーの塗装仕様書(メーカー指定の施工方法)には、以下の条件が明記されています。

  • 気温:5度以上

  • 湿度:85%以下

  • 天候:降雨・降雪時は施工不可

  • 外壁の状態:完全に乾燥していること

この条件を満たしていれば、6月でも7月でも基本的に塗装は可能です。逆に、この条件を満たさない日は、どの月であっても施工してはいけません。

梅雨時期は雨が多い時期ですが、雨が降らない日も多くあります。気象庁の統計によると、関東地方の6月の降水日数は平均15〜18日程度で、残り12〜15日は雨の降らない日です。湿度も毎日85%を超えるわけではありません。

つまり、梅雨時期でも施工可能な日は十分にあり、職人が天候を見ながら柔軟に進めれば問題なく施工できます。

「梅雨は絶対NG」と言われてきた本当の理由

では、なぜ業界では長年「梅雨は絶対NG」と言われてきたのでしょうか。実は、施工技術の問題というより、業者側の都合が大きく関係しています。

理由1:工期管理が難しいため業者が避けたい

梅雨時期は天候が読みにくく、雨で施工が中断する日が増えます。当初の予定通りに工事が終わらず、お客様との調整が必要になることが多くあります。

業者側からすると、工期の予測が難しい時期は避けたいというのが本音です。これが「梅雨は避けましょう」というアドバイスの背景にあります。

理由2:職人の確保が難しい

梅雨時期は施工が進められない日があるため、職人の作業日数が予測しにくくなります。職人の確保・スケジュール調整の観点から、業者は梅雨を避けたがる傾向があります。

理由3:「絶対NG」のほうが説明が楽

お客様に「梅雨でも条件次第で可能ですが、工期が延びる可能性があります」と細かく説明するより、「梅雨はNGです、春か秋にしましょう」と一律に断るほうが、業者側にとっては楽です。

結果として、「梅雨は絶対NG」という単純化されたメッセージが業界に広まり、お客様も信じ込まされてきました。

業者の都合とお客様の利益は別

業者にとって梅雨時期が「やりにくい」のは事実ですが、お客様にとって「やってはいけない」わけではありません。天候管理の柔軟性がある業者を選べば、梅雨時期でも問題なく施工できます。

梅雨時期の外壁塗装のメリット

梅雨時期に外壁塗装を行うメリットを整理します。

メリット1:業者の予約が取りやすい

春・秋の人気時期は、業者の予約が3〜6か月前から埋まることが珍しくありません。一方、梅雨時期は予約が比較的取りやすく、希望の日程で施工できる可能性が高くなります。

「春に予約が取れなかった」「秋まで待ちたくない」という方には、梅雨時期は現実的な選択肢です。

メリット2:価格交渉の余地がある

梅雨時期は業者にとって需要が少ない時期のため、価格交渉の余地が生まれることがあります。業者によっては、梅雨期キャンペーン的なディスカウントを実施しているところもあります。

ただし、業者選びによる費用差(中間マージンの有無で30〜50万円)のほうが、季節割引(数万円)よりはるかに大きな影響を持ちます。「梅雨だから安い」という宣伝だけで業者を選ばず、見積もりの内訳をきちんと確認することが大切です。

メリット3:職人の作業負荷が軽減

夏の猛暑日と比べると、梅雨時期は気温が比較的穏やかです。職人の熱中症リスクが下がり、丁寧な作業がしやすい環境になります。

職人の作業環境が良いことは、間接的に施工品質にもプラスに働きます。

メリット4:施工が必要な家にとっては早く対処できる

シーリングが断裂している、塗膜が大きく剥がれているなど、緊急性のある状態の家では、梅雨明けまで待っている余裕はありません。雨が降らない日を選んで、できる範囲で早めに対処することが重要です。

梅雨時期の外壁塗装のデメリット

一方、梅雨時期の施工にはデメリットもあります。事前に理解しておくことが大切です。

デメリット1:工期が延びる可能性

雨天時は施工を中断するため、工期が予定より延びる可能性があります。通常2〜3週間で完了する戸建ての塗装が、梅雨時期だと3〜4週間以上かかることもあります。

足場が設置されている期間が長くなると、ご家庭の生活への影響(洗濯物・ベランダ使用など)も長引きます。

デメリット2:湿度管理が必要

湿度85%を超える日は、塗料の乾燥が遅くなり、施工品質に影響が出ます。経験豊富な職人であれば、湿度を確認した上で施工日を判断しますが、湿度管理ができない業者では問題が発生する可能性があります。

デメリット3:天候の急変リスク

梅雨時期は、晴れの予報でも急に雨が降り出すことがあります。施工中の塗料が雨で流される、塗膜に水滴の跡が残るなどのリスクがあります。

このため、業者の対応力(天気予報の確認・施工タイミングの判断・養生の徹底)が特に重要になります。

デメリット4:完工後の検査がしにくい

梅雨時期に完工した場合、外壁が完全に乾燥した状態での検査がしにくいことがあります。塗膜の最終的な仕上がりは、施工後1〜2週間経って完全に硬化してから判断すべきですが、その期間も雨が続くと検査タイミングが取りにくくなります。

梅雨時期に施工する場合の業者選びのポイント

梅雨時期に外壁塗装をする場合、業者選びがより重要になります。チェックすべきポイントをご紹介します。

ポイント1:天候管理を徹底できる業者を選ぶ

梅雨時期に施工するには、毎日の天気予報を確認し、湿度・降水確率に応じて施工日を判断できる柔軟性が必要です。「天候を見ながら進めます」と説明できる業者を選びましょう。

「梅雨は絶対NG」と一律に断る業者は、天候管理の柔軟性が低いか、自社の都合を優先している可能性があります。

ポイント2:工期の柔軟な調整に対応できるか

雨で施工が中断した場合、工期の延長や日程の再調整が必要になります。これに柔軟に対応できる業者を選びましょう。

逆に「3週間で確実に終わらせます」と断言する業者は、無理な施工で品質を落とすリスクがあります。

ポイント3:養生の徹底ができるか

梅雨時期は、足場や外壁の養生(雨除けシートなど)が特に重要です。施工していない箇所も、雨水の影響を受けないよう養生する技術が必要です。

ご相談時に「梅雨時期の養生はどう対応しますか」と質問してみると、業者の対応力が見えてきます。

ポイント4:写真記録を提供してくれるか

梅雨時期の施工では、各工程の写真記録が特に重要です。施工日の天候、湿度、施工内容を記録することで、後から品質に問題があった場合の検証ができます。

ワジャサーでは、梅雨時期の施工でも各工程の写真記録を必ずお渡ししています。

梅雨時期の塗装で塗料の選び方は変わるか

梅雨時期の施工で、塗料の選び方が変わることは基本的にありません。シリコン・ラジカル・フッ素・無機といった塗料グレードの選択は、季節ではなく、お住まいの状態・ご予算・住む予定の年数で決まります。

ただし、湿度の高い時期には、透湿性のある塗料を選ぶことで、塗膜内部の湿気が外に逃げやすくなり、長期的な耐久性が向上します。

詳しくは、別記事「外壁塗装の塗料の選び方と価格」もご参照ください。

梅雨時期と他の季節の比較

各季節の特徴を比較した上で、梅雨時期の位置づけを整理します。

観点

梅雨

施工可能性

工期の安定性

業者の予約取りやすさ

価格交渉余地

天候リスク

△(ゲリラ豪雨)

△(霜)

梅雨時期は「工期が安定しない」というデメリットがある一方、「業者の予約が取りやすい」「価格交渉余地がある」というメリットもあります。各季節にはトレードオフがあり、「絶対に良い時期」「絶対にダメな時期」はありません。

ご自身の状況(業者のスケジュール・予算・緊急性)に応じて、最適な時期を選ぶことが大切です。

梅雨時期の施工でよくあるご質問

ワジャサーへのご相談で多い、梅雨時期に関するご質問にお答えします。

Q1:梅雨に塗装したら塗料がすぐ剥がれるって本当ですか

天候条件(気温5度以上・湿度85%以下・雨天時を除く)を満たした日に施工していれば、すぐに剥がれることはありません。塗料の耐用年数は、季節ではなく施工品質によって左右されます。

逆に、春や秋でも下地処理や乾燥時間を省略する手抜き工事をすれば、3〜5年で剥がれてきます。

Q2:雨が降ったら工事はどうなりますか

雨天時は施工を中断します。雨が止んで外壁が完全に乾いてから、次の工程に進みます。

降水確率が高い日や、施工途中で雨が降りそうな日には、その日の施工を見送る判断もします。お客様のご了承を得た上で、柔軟に工期を調整します。

Q3:梅雨に施工すると工期はどれくらい延びますか

通常2〜3週間の工期が、梅雨時期だと3〜4週間程度に延びることがあります。年によって梅雨の長さ・雨の降り方が異なるため、確実な予測は難しいのが実情です。

ワジャサーでは、梅雨時期の施工をお引き受けする際、「工期に余裕を持っていただきたい」とお客様にお伝えしています。

Q4:梅雨明けまで待ったほうが良いケースはありますか

緊急性のない状態(軽度の劣化、まだあと数年は持ちそうな状態)であれば、梅雨明けまで待つことも合理的な選択です。

一方、シーリングが断裂している、塗膜が大きく剥がれている、雨漏りの兆候があるなど、緊急性のある状態では、梅雨時期でもできる範囲で早めに対処することをおすすめします。

Q5:梅雨に塗装した場合、保証は通常通りですか

ワジャサーでは、施工した時期に関わらず同じ保証内容でお受けしています。梅雨だから保証が短くなる、ということはありません。

ワジャサーの梅雨時期対応

ワジャサーは、梅雨時期の外壁塗装にも対応しています。最後にワジャサーの特徴をご紹介します。

「梅雨だから」と一律に断りません

ワジャサーでは、梅雨時期だからといって施工をお断りすることは原則ありません。塗料メーカーの施工可能条件を満たす日に、丁寧に施工します。

ご相談時に「梅雨でも大丈夫ですか」とお聞きいただければ、状況に応じて誠実にお答えします。

天候管理を徹底

施工期間中は、毎日の天気予報・湿度・降水確率を確認し、施工日を判断します。雨天時・湿度85%超の日は施工を控え、お客様のご了承を得た上で工期を調整します。

養生の徹底

梅雨時期の施工では、足場の養生・外壁の保護を特に丁寧に行います。施工していない箇所も、雨水の影響を受けないよう対策します。

工期の余裕を持ったスケジュール

梅雨時期のご依頼では、通常より長めの工期でお見積もりをご提示します。「3週間で必ず終わらせる」という無理な施工で品質を犠牲にすることはありません。

工事中の写真記録を提供

梅雨時期の施工でも、各工程の写真記録を施工後にお客様にお渡しします。施工日の天候・湿度・施工内容が後から確認できる仕組みです。

季節を理由に契約を急かしません

「梅雨前に契約を」「梅雨を逃すと損」といった、季節を理由にした営業は一切いたしません。お客様にじっくり比較検討していただくのが、ワジャサーの方針です。

まとめ:梅雨時期でも施工可能、業者選びがより重要

梅雨時期の外壁塗装は、塗料メーカーが定める施工可能条件(気温5度以上・湿度85%以下・雨天時を除く)を満たせば、十分可能です。「梅雨は絶対NG」という業界の通説は、業者側の都合(工期管理の難しさ)が背景にあり、お客様にとってのNG理由ではありません。

梅雨時期のメリット(業者の予約が取りやすい・価格交渉余地)と、デメリット(工期延長の可能性・湿度管理の必要性)を踏まえた上で、判断することが大切です。

業者選びでは、天候管理の柔軟性、工期調整への対応力、養生の徹底、写真記録の提供といった点をチェックしてください。「梅雨は絶対NG」と一律に断る業者より、「天候を見ながら進めます」と説明できる業者のほうが、現場対応力があると言えます。

「梅雨前に契約を」「梅雨を逃すと損」と季節を理由に契約を急かす業者には注意してください。これは典型的な営業トークで、お客様に冷静な判断時間を与えないための手法です。

梅雨時期の外壁塗装にご不安がある方は、ぜひ一度ワジャサーの無料相談・無料診断をご利用ください。塗装一筋40年・1都3県16,000件超の親方が、直接お伺いし、お客様のご都合と天候を踏まえた最適な工事計画をご提案いたします。営業電話は一切いたしません。